今回はツイックラーの好きなブンデスリーガの紹介
ブンデスリーガには見てほしいチーム、個性豊かな選手がいっぱい!!子供たちには個性豊かな選手を、指導者には多彩な戦術の参考にぜひ知ってほしい!!
しかし日本人に1番なじみのあるブンデスリーガにもかかわらず、日本人に人気がありません。ツイックラーの学生時代もまったくブンデスリーガの話ができる友達がいませんでした。そして現在多くの日本人選手がブンデスリーガに所属している今でも、ツイックラーの息子がブンデスリーガの話ができないと嘆いています。そんなブンデスリーガをドイツ好き歴30年、年間約100試合のブンデスリーガを視聴しているツイックラーが魅力を伝えていきます。
- ブンデスリーガ5つの魅力
- バイエルンだけではないおススメチーム
- ブンデスリーガから飛び出したビッククラブの主力
- ブンデスリーガの視聴方法
ブンデスリーガの魅力
多種多様なチーム
ポジェッションとゲーゲンプレスでボールを支配するチーム
ボールポジェッションを軸にボールを相手陣地内に入り込み、ボールを奪われたらゲーゲンプレスですぐにボールを奪かえす、まさにボールを支配するチームです。20人がコート半分にいるなかでボールを支配し続けるのは個人の技術も必要ですが、ボールを受ける動きも受け方も大事で観ていて楽しいし、とても勉強になります。(バイエルン、レバークーゼン、ドルトムント)
ハイプレスを軸に縦に速いフットボール
ボールポジェッションもしますがより縦に速いチームです。コートを広く使うのではなくペナルティエリア幅ぐらいで密集を作って混沌状態を作り出し突破していきます。ラングニックが考案する戦術でレッドブルグループの基本的な戦術です。このレッドブルの流れをくむ監督がヨーロッパに広がりトレンドの1つです。観ていてもとても迫力がありめちゃくちゃに見えてとても洗練されている攻撃は芸術の域に達することがあります。(ライプツィヒ、フランクフルト)
ロングボールと運動量で勝負するチーム
技術力で勝負するというよりはロングボールを入れて競り合いとセカンドボールを拾い続けるチームです。やり続けるメンタルとフィジカル両方ないとつまらないフットボールになりますが相手の裏を狙ったりセカンドボールを奪いに行く迫力、奪ってからの速い攻撃が備わっているとジャイアントキリングが起きることも多々あるので見逃せません。(ウニオン・ベルリン、ボーフムなど)
ポジェッションとサイド攻撃を得意とするチーム
ポジェッションを重視したサッカーですが、相手陣地に押し込むというよりはサイドに寄せ、逆サイドに展開してグループで攻めるチームになります。ゆったりした動きからサイドチェンジしてからのスピード感のある攻撃はとても迫力があります。絶対的なFWがいるととても攻撃力のあるチームになります。(フライブルク、シュツットガルト)
チームの新陳代謝が速い
バイエルンを除き資産規模がプレミアリーグやスペインのトップ2(レアルマドリードとバルセロナ)に比べて低い為、ブンデスリーガで活躍すると直ぐに移籍してしまいます。またブンデスリーガは外国人枠はなく、登録選手のうち12人がドイツ人選手、また6人の登録選手が地元で育成された人ではないといけないというルールがあり若い選手がスタメンに出てきやすい土壌があります。また資産規模が低いこともあり新戦力はフランスやオランダあるいはスイス、オーストリア、ベルギーなどの若手有望選手がメインになります。この良い選手は出ていき若い選手がその穴埋めを成長していくサイクルがありとても新陳代謝が速くなります。良い選手が出ていくのは寂しいですがその分次世代スターをいち早く見られるのはとても貴重です。
シーズンごとに好不調の差が激しい
新陳代謝が速いことと関係がありますが、急成長した下位や中堅クラブが優勝争いやチャンピオンズリーグの出場権争いをすると次のシーズンになるとスタメンの半分以上移籍していることがあります。その為、戦力維持ができず絶不調に陥る事が多々あります。逆に監督がかわり若手が成長すると昨シーズン降格争いをしていたチームが途端に優勝争いに加わることもあります。バイエルンは例外ですがドルトムントやレバークーゼンも降格争いすることもある、ある意味予測不可能なリーグです。
たまに大物選手が来る
基本的にはオランダやフランスあるいはヨーロッパの第二勢力の若手有望選手が移籍のメインですが、時々ものすごい大物がくることがあります。アリエン・ロッベン、フランク・リベリー、シャビ・アロンソ、ハビ・マルティネス、サディオ・マネなど。ただし大物が来るチームは資金力にあるバイエルンばかりで来るタイミングはバイエルンが優勝を逃したり、チャンピオンズリーグで早期敗退したときです。
企業チームがきらい
ドイツ人は、サッカーは市民のものという自負が強いです。その為1つの企業やオーナーが過半数の決議権を持つことを禁止する『50+1ルール』といものを設けています。また2023年12月にブンデスリーガの放映権料の一部を投資会社に売却するということが可決したことにサポーターが怒り、各試合でコインの形をしたチョコレートやテニスボールを投げ込んだり、12分間応援をしないなどの抗議活動をしています。色々な形で企業や投資家に我が町のチームを奪われない様、サポーターが守っているほどです。例外的に企業名を入れることを承認されているレバークーゼンや実質企業が決議権をもっているヴォルフスブルク(親会社フォルクスワーゲン)、ホッフェンハイム(親会社SAP)、ライプツィヒ(親会社レッドブル)はブンデスリーガでは嫌われ者の部類に入ります。各国で高騰するチケット代や放映料とどんどん富裕層の娯楽になっているサッカーを国民全体で守り続けているドイツサポーターと本当はお金が欲しい各チームがユース機関に力を入れたり新たな金の卵を探しべくスカウトし続ける努力してサポーターを満足させるようがんばっているところがとても好感が持てます。
2023/24シーズン注目チーム
バイエルン・ミュンヘン
創立 | 1900年 |
スタジアム | アリアンツアレナ |
平均観客動員数 | 75,006人 |
ブンデスリーガ優勝回数 | 33回 |
DFBポカール優勝回数 | 20回 |
チャンピオンズリーグ優勝回数 | 6回 |
監督 | トマース・トゥヘル |
注目選手 | ハリー・ケイン、ジャマル・ムシアラ、 ヨシュア・キミッヒ、レロイ・ザネ |
ただいま目下ブンデスリーガ11連覇中のヨーロッパを代表するビッククラブ。ブンデスリーガの中でもっとも人気がありドイツ国内では最も嫌われているチームです。ドイツ国内で唯一プレミアリーグやパリサンジェルマン、レアルマドリード、バルセロナに資金面で対抗できますが、無駄なお金は使わない必要なものだけを取りに行く健全経営を絵にかいたようなチームです。フリック体制で3冠をとった2019/2020シーズン以降あまりうまくいっていません。安定感がなく下位チームに負けたりすることがありチャンピオンズリーグでも予選リーグこそ無敗ですがトーナメントではあっさりベスト8で負けてしまいます。DFBポカールも3部リーグのチームに負けたり、憎たらしいほど強いそして他を圧倒する強さは全くありません。今シーズンもすでに21節で3敗して元気がありません。チャンピオンズリーグではブンデスリーガと違う強いバイエルンを見せてほしいです。
バイヤーレヴァークーゼン
創立 | 1904年 |
スタジアム | バイアレナ |
平均観客動員数 | 28,317人 |
ブンデスリーガ優勝回数 | 0回 |
DFBポカール優勝回数 | 1回 |
チャンピオンズリーグ優勝回数 | 0回 |
監督 | シャビ・アロンソ |
注目選手 | フロリアン・ヴィルツ、グラニト・ジャカ、 アレハンドロ・グリマルド、ヴィクター・ボニフェイス |
唯一チーム名に起業名をつけることを許されたバイエル製薬を親会社にもつレバークーゼン。ドイツ国内のタイトルもDFBポカール1回のみでシルバーコレクターで有名なクラブです。もっとも有名な話は2001/2002シーズンのブンデスリーガ、DFBポカールそしてチャンピオンズリーグすべてのコンペティションで2位という3冠よりも難しい嬉しくない偉業を達成しました。(付け加えると2002年の日韓ワールドカップでもドイツ代表は準優勝)そんなシルバーコレクターのレバークーゼンの今シーズンは絶好調です。21節まででいまだ無敗。DFBポカールやヨーロッパリーグでも無敗を続けています。昨シーズン途中から就任したシャビ・アロンソ監督の戦術が浸透し洗練されたボールポジェッションと奪われたらすぐに奪い返して攻撃続けるゲーゲンプレスをスタメンだけでなくリザーブ選手も全員がサボらずやり続ける強さがあります。ボニフェイスをトップにフリンポンとホフマンの両翼、この3人を使いこなすヴィルツの攻撃陣はとても強力で観ていて面白いのですが、今シーズンなんといってもジャカの中盤のコントールが素晴らしいです。守備陣もターを中心に安定していて無敗なのもうなずけます。今シーズンどこまで無敗を続けるのか、シルバーコレクターを脱却するのか見ものです。もし今シーズンどのタイトルも取れなかったら本当に呪われているのかも。
RBライプツィヒ
創立 | 2009年 |
スタジアム | レッドブルアレナ |
平均観客動員数 | 45,643人 |
ブンデスリーガ優勝回数 | 0回 |
DFBポカール優勝回数 | 2回 |
チャンピオンズリーグ優勝回数 | 0回 |
監督 | マルコ・ローゼ |
注目選手 | ダニ・オルモ、シャビ・シモンズ、 ロイス・オペンダ |
創立してまだ20年もたっていない新興勢力、そしてスポーツ業界を席巻するオーストリアの大企業レッドブル傘下のRBライプツィヒです。企業チームを絵にかいたようなチームなのでドイツ国内では人気がなくサポーターはレッドブル関係者しかいないのではないかと言われているぐらいです。ただし人気とは裏腹に成績はバイエルンに次ぐぐらいの安定した成績を残しています。近年も常にチャンピオンズリーグ圏内に入っており、ナーゲルスマン時代にはベスト4にも入っています。レッドブルにはラルフ・ラングニックが作り上げた確かな哲学がありハイプレス、縦に速く、攻守の切り替えが速いサッカーが特徴です。その為、主力が移籍していっても哲学に合った選手を取り続けるので大きな崩れがなく安定して戦績を残しています。特に今シーズンは昨シーズンの各ポジションの中心選手、ディフェンスはグバルディオル(マンチェスターシティ)、中盤はライマー(バイエルン)とソボスライ(リバプール)、チーム得点王のエンクンク(チェルシー)が引き抜かれましたが大きな影響もなくチャンピオンズリーグ圏内争いを演じています。シャビ・シモンズとダニ・オルモを中心に縦に速い攻撃は迫力があり、第18節の無敗のレバークーゼン戦は負けはしましたが、あと一歩まで追い詰めました。前半戦のベストバウトだと思います。得点力があまり高くなく取りこぼしも目立ちますが後半戦の巻き返しに期待です。
ボルシア・ドルトムント
創立 | 1909年 |
スタジアム | シグナルイドゥナパルク |
平均観客動員数 | 81,228人 |
ブンデスリーガ優勝回数 | 8回 |
DFBポカール優勝回数 | 5回 |
チャンピオンズリーグ優勝回数 | 1回 |
監督 | エディン・テルジッチ |
注目選手 | ニクラス・フェルクルク、ユリアン・ブラント、 マルコ・ロイス |
バイエルンに次ぐ歴代の成績を残している現代のバイエルンのライバル。バイエルンとの一戦は『デア・クラシカー』と呼ばれるドイツで最も人気のある注目の一戦です。ただし近年はバイエルンが圧勝していてライバルとは程遠い存在になってしまいました。シグナルイドゥナパルクはもっとも観客動員数が多く大迫力の応援が魅力の一つです。チームとしてはとても若い選手が多く好不調の波がものすごく大きいです。昨シーズンもバイエルンのつまづきもあり最終節まで首位、勝てば優勝の場面で格下のマインツに引き分けてしまい優勝を逃しています。僕が個人的に期待しているシュロイターベック、ムココ、アデイェミなどドイツ人がいるのですが、この若手たちが成長したらものすごいチームになると考えているのですがまだまだ時間が掛かりそうです。死のグループに入ったチャンピオンズリーグのグループステージを首位突破できる力を持っているドルトムント。ぜひ若手の成長をみせクロップ監督以来のブンデスリーガ優勝を見せてほしいです。
ブンデスリーガからビッククラブに移籍した選手
選手名 | 所属したブンデスリーガのチーム | 移籍先 |
ケビン・デ・ブルイネ | ブレーメン、ヴォルフスブルク | マンチェスターシティ |
トニ・クロース | バイエルン、レヴァークーゼン | レアルマドリード |
イルカイ・ギュンドアン | ニュルンベルク、ドルトムント | マンチェスターシティ |
ロベルト・レバンドフスキ | ドルトムント、バイエルン | バルセロナ |
ジュード・ベリンガム | ドルトムント | レアルマドリード |
ヨシュコ・グバルディオル | ライプツィヒ | マンチェスターシティ |
プレミアリーグやバルセロナ、レアルマドリードの中心選手はブンデスリーガ出身が意外と多いです。それは高いレベルと若手がちゃんと育つ環境がそろっているからでしょう。良い選手が出て行ってしまうのはとても残念ですが、若い頃から知っていると少し優越感と誇らしさを得られるのはブンデスリーガを観ている人の特権の1つですね。
ブンデスリーガの視聴方法
スカパー
ブンデスリーガの他に天皇杯やルヴァンカップも視聴可能なため割高になっています。また新たにスカパーと契約する方は別途基本料248円/月も必要です。既にスカパーに加入している人や色々なコンテンツを楽しみたい方、色々なサッカーを見たい方におすすめです。スカパーはCS放送なのでテレビのみの視聴になります。スマホでも見たい方はスカパーサッカーアプリのダウンロードをお勧めします。(スカパーサッカーセット加入者は無料)
スカパーサッカーセット | |
視聴可能試合 | 全試合 |
視聴形態 | CS |
月額料金 | 2,480円(基本料金429円も別途必要) |
スカーパーサッカーアプリ | |
視聴可能試合 | 毎節5試合 |
視聴形態 | スマホ |
月額料金 | 980円(スカパーサッカーセット加入者は無料) |
プライムビデオ
アマゾンプライム会員におすすめの視聴方法。アマゾンプライム会員料金に月額980円を上乗せして視聴可能になります。全試合ライブ配信し見逃し配信もあります。その他にハイライトやブンデスリーガ関連番組も視聴可能です。なんといってもアマゾンプライム会員特典がたくさん受けられるのが魅力的。アマゾンビデオ、ミュージック、配送料無料などなど様々なコンテンツで恩恵が受けれます。ただ見逃し配信が試合終了後から時間が空いてしまうのが少し気になるところです。
SPOOX
スカパーのオンデマンド版になるSPOOX。上記のアマゾンプライムのブンデスリーガLiveと基本的には変わりません。ただ別途会員料や基本料金などはなく月額980円のみでブンデスリーガを視聴できますがほかのコンテンツを視聴するためには別途料金がかかります。純粋にブンデスリーガだけを楽しみたい方におすすめです。
ブンデスリーガLive | |
視聴可能試合 | 全試合 |
視聴形態 | スマホ、パソコン、ファイヤースティック |
月額料金 | 980円 |
ABEMA
ブンデスリーガを無料で視聴可能です。ただし試合は選べないので観たい試合かどうかはわかりません。また見逃し配信はないのでタイミング(ライブ配信、再放送)が合わないと視聴することができませんがLive配信した試合のハイライトは試合後7日間はいつでも視聴可能です。ABEMAプレミアムに加入すればプレミアム会員用の試合や試合終了直後から7日間は見逃し配信をいつでも視聴可能になります。ABEMATVはアニメや映画、バラエティーなど多くのコンテンツを無料で視聴可能です。イングランドプレミアリーグも視聴できます。プレミアム会員になればABEMAオリジナル番組や日本独占放送などABEMAでしか見られない番組が視聴できます。ブンデスリーガを無料で楽しみたい方や色々なコンテンツを楽しみたい方におすすめです。
ABEMA | |
視聴可能試合 | 注目試合2試合+プレミアム会員用1試合 |
視聴形態 | スマホ、パソコン、ファイヤースティック |
月額料金 | ABEMAプレミア:980円、ABEMA:無料 |
まとめ
- ブンデスリーガには魅力がたくさん
- ブンデスリーガには様々な戦術をみることができる
- ブンデスリーガからビッククラブの主力になっている選手が多くいる
- ブンデスリーガは無料でも有料でも視聴できる
日本人にはあまり人気のないブンデスリーがですが良いチームや良い選手がたくさん。ぜひ色々なチームや選手を知って参考にしていほしいですね。enjoy football!!
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