23/24ブンデスリーガのベスト11を独断と偏見で選出

ブンデスリーガ
ツイックラー
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サッカー・サポート・センターのツイックラーです。今回はツイックラーがブンデスリーガのベスト11を選出しました。

各国の23/24シーズンのリーグは終了しました。今シーズンのブンデスリーガは11年ぶりにバイエルン以外のチームが優勝し、しかも初の無敗優勝という快挙をレバークゼンが成し遂げました。またブンデスリーガはヨーロッパの舞台でも活躍し、ドルトムントがチャンピオンズリーグ準優勝、バイエルンがベスト4、レバークゼンはヨーロッパリーグ準優勝という結果を残しました。

そんな好調ブンデスリーガの今シーズンのベスト11を年間100試合観戦するツイックラーが独断と偏見で紹介したいと思います。来シーズンの注目選手でもあり、子供たちには参考にしてもらいたいのでぜひ覚えて、観てもらいたいです。ただし、ブンデスリーガはタレントの草刈り場なので来シーズンはブンデスリーガにいる保証は全くなく、もしかしたら半分以上は国外に出ていってしまうかもしれませんブンデスリーガ以外のファンの方は移籍してくるかもしれない選手の参考にしてください。

おすすめポイント
  • ブンデスリーガの魅力がわかる
  • ブンデスリーガにどんな良い選手がいるか知りたい
  • プレミアリーグやレアルやバルサで活躍しそうな注目選手をしりたい

ベスト11+α

選考基準
  • ツイックラーが視聴してきた試合をもとに選出
  • 実績(チームや個人)も考慮しているが基本的にはツイックラーの印象が優先
  • フォーメーションは優勝したレバークゼンの3-4-3を採用

各選手の寸評

①ハリー・ケイン(FW/バイエルン/イングランド)

今シーズン36点を奪ったブンデス得点王。何といってもシュートが多彩で枠を捉える技術がものすごく高く難しいボールや難しい体勢でも枠を捉え得点を奪ってきました。得点だけでなく下がってボールを受けてチャンスメイクもこなしていた万能ストライカーです。来シーズンこそはタイトル獲得を奪えるようさらなる期待が掛かります。

②フロリアン・ヴィルツ(MF/レバークーゼン/ドイツ)

ドイツが誇る若き司令塔。ブンデス11得点11アシストと得点にチャンスメイクに縦横無尽の活躍でレバークーゼンの無敗優勝に貢献しました。ボールを持っているときはもちろんのことオフザボールでもチャンスを作るセンスの塊でディフェンスの背後への裏抜けやほかの選手の為のスペースメイクなどディフェンスにとっては厄介極まりない動きで翻弄していました。今シーズンのブンデスリーガMVP。

③セル・ギラシー(FW/シュツットガルト/ギニア)

シュツットガルトの躍進を支えたストライカー。昨シーズンは11得点と二桁得点はしたもののチャンスを生かせないストライカーというイメージでしたがシーズン序盤は8試合で14得点と撃てば入るぐらいの大爆発。ケガやアフリカネーションズカップで離脱して後半はやや失速したが28得点と素晴らしい結果を残しました。

④アレハンドロ・グリマルド(MF・DF/レバークーゼン/スペイン)

ブンデス初挑戦で不動の左ウィングとして11得点13アシストの大活躍。上下動もさることながら内側に入ってのミドルもありレバークーゼンの大きな武器となっていました。特にプレスキックは引いた相手や押し込まれている時間帯に打開し無敗優勝に貢献していました。

⑤ユリアン・リエルソン(DF/ドルトムント/ノルウェー)

闘志むき出しのいわゆるクラシカルなサイドバック。得点への貢献度は高くないですが、守備での貢献度は高く数々のサイドからの攻撃を跳ね返していました。ブンデスリーガではないですが、CL準決勝のエムバペ擁するパリSGの攻撃を2試合完封に貢献しました。また得点数4点と少ないですが、バイエルン戦やレバークーゼン戦など大舞台に得点するメンタルの強さも際立っていました。

⑥グラニト・ジャカ(MF/レバークーゼン/スイス)

ヴィルツが攻撃の司令塔ならジャカはチームのコンダクター。チームの攻撃のリズムをコントロールし、攻撃のスウィッチを入れるなど若いチームを牽引し、守備面でも妥協なくボールを奪いに行くまさに攻守両面でピッチ内の監督として君臨していました。またジャカ砲といわれる左足によるミドルシュートも決め特筆なのがボルシアメンヘングランドバッハやアーセナル時代によくみられた行き過ぎたファールや審判への抗議もほとんどなくイエローカードの枚数がかなり減りました。ジャカのメンタルの成長もありますが、シャビ・アロンソのレバークーゼンの居心地が良いのもあるためシャビ・アロンソの効果は選手のメンタル面にも影響を与えていたのでしょうね。

⑦アンゲロ・シュティラー(MF/シュツットガルト/ドイツ)

リバプールに移籍した遠藤航の後継者としてホッフェンハイムから加入した今シーズン。セバスティアン・へーネスのボールを保持しながら前進するサッカーに見事にフィットし攻守のつなぎ役としてシュツットガルトの2位へ躍進に貢献しました。攻撃面での貢献度がもっと高くなればドイツ代表にも近づくので来シーズンはゴールという攻撃面での貢献に期待したいです。

⑧ヴァルデマール・アントン(DF/シュツットガルト/ドイツ)

リーグ2位の39失点に貢献した文字通り守備の要。1vs1、ヘディング、カバーリングなど高水準でこなし、ロングフィードでも大きな貢献をしていました。2019年のU21欧州選手権準優勝メンバーですがブンデス2部だったハノーファーからシュツットガルトに移籍しましたが降格争いの中我慢強く耐えながら成長し、今シーズンのへーネス監督就任後花開き、シュツットガルトでの活躍が認められドイツ代表にも初招集されました。

⑨ヨナタン・ター(DF/レバークーゼン/ドイツ)

レバークーゼンの無敗優勝に貢献した守備の要。昨シーズンまではパフォーマンスが不安定でポカミスも多かったのが今シーズンは安定した守備を披露していました。前重心になりがちなレバークーゼンの中で1vs1は強く、カバーリングも良いので攻撃陣が安心して攻撃に専念できる状況を作っていました。コーナーキックやセットプレーからのヘディングでの得点もあり攻撃面でも貢献していました。また不安定だったパスの繋ぎも成長がみられパスを奪われるシーンが大きく減りました。

⑩マッツ・フンメルス(DF/ドルトムント/ドイツ)

ベテランの域に入りキャリアの下り坂に差し掛かってきた印象のあるフンメルスでしたが、今回は充実したシーズンを過ごしていました。シーズン当初はジューレにポジションを奪われていたこともありましたが、経験値を活かしたプレーで1vs1やヘディングにも負けず、得意のロングフィードは錆びつかず攻撃の起点になっていました。また調子が落ちていたニコ・シュロイターベックもフンメルスの頑張りに奮起したのかフライブルク時代のシュロイターベックに戻ってきて、フンメルスとシュロイターベックのCBコンビも強固になりCL準優勝に貢献しました。

⑪アレクサンダー・ニューベル(GK/シュツットガルト/ドイツ)

シュツットガルト躍進を支えたGK。バイエルンが保有権を持っていますが出場機会を求めてモナコを経てシュツットガルトに今シーズン加入しました。加入時から安定したパフォーマンスを披露しシュートブロック、セービングと守備面の貢献も高く、攻撃面ではロングフィードやショートパスなど長短おりまぜてセバスティアン・へーネスのボールを保持しながら攻撃する戦術に貢献しました。来シーズンも活躍をしてメンツが固定しているドイツ代表に食い込んでもらいたいです。

⑫シャビ・アロンソ(監督/レバークーゼン/スペイン)

レバークーゼンの無敗優勝の最重要人物であるシャビ・アロンソ。ボールホルダー以外のほとんどの選手がボールを受ける動きをし続けることを植えつけ89得点を奪う魅力的で攻撃的なサッカーを見せた。また24失点と安定した守備を披露し攻守両面で圧巻のサッカーでブンデスリーガを制しましたをました。特筆したいのは選手を成長させ、選手の能力を引き出すことです。ジャカやヴィルツは思う存分高い能力を発揮し、アンドリッヒやグリマルドは代表に招集されるまでに成長しました。来シーズン、シャビ・アロンソの下で働きたいと思う選手は数多くいると思うのでどんな選手が化けるか楽しみです。

【次点】

①デニス・ウンダフ(FW/シュツットガルト/ドイツ)

開幕当初は控えからのスタートしコツコツと成果を上げてきました。ギラシーが怪我で離脱し先発で起用され見事にギラシーの穴埋めしその後はギラシーとウンダフは同時起用されブンデスリーガ2位に貢献しました。ドイツ人押しのツイックラーも全くのノーマーク。こんないいFWがいたのかとびっくりしました。個人的にはNEXTクローゼと思えるぐらいスペースメイク、くさび、シュートが上手くさらなる飛躍に期待です。ただしヴィルツと比べると見劣りしてしまうので今回次点とします。

②シャビ・シモンズ(MF/ライプツィヒ/オランダ)

久保建英選手と同じバルサのカンテラ出身。パリSG⇒PSVを経てライプツィヒに加入しました。名前は知っていたのでどんな選手か注目していましたが蓋を開けてみればヴィルツと並ぶほどの攻撃性能を持った良い選手でした。1人で局面を打開できる選手で縦に速いライプツィヒで1人リズムを変えることのできる替えの利かない選手です。ギラシーと迷いましたがシーズン後半は少し息切れしたのとチームとともに安定しなかったので次点としました。

③ジェレミー・フリンポン(MF/レバークーゼン/オランダ)

左のグリマルド、右のフリンポンとレバークゼンの攻撃を担った両翼の1人。縦にスペースがあれば果敢にドリブルで仕掛け、逆サイドにボールがあるときはペナルティエリア内まで侵入しゴールを奪う、相手ディフェンス陣にとっては厄介極まりない選手です。しかしながら今シーズンはネイサン・テラの台頭もあり途中交代や先発落ち、そして守備での貢献度からリエルソンの次点としました。

④ロイス・オペンダ(FW/ライプツィヒ/ベルギー)

ブンデスリーガ初挑戦のランスから移籍してきたオペンダ。昨シーズンなかなかFWが決まらなかったライプツィヒでしたが今シーズンはこのオペンダが不動のFWとして君臨し24得点とリーグ3位のスコアラーとなりました。攻撃の起点となる動きではなくスペースへの動きで相手の裏をとり、どんどん相手の背後を攻撃するタイプでライプツィヒの縦に速いサッカーにマッチしていました。CLレアル戦など大事な場面で決定力を欠いていた点や単純にケインとの得点数の違いで次点としました。

まとめ

  • ツイックラーの印象で選んでいるので好みが反映している。
  • レバークゼン4人、シュツットガルト4人、バイエルン1人、ドルトムント2人の構成。
  • MVPはフロリアン・ヴィルツ。
  • 来シーズンにベスト11から何人残るか心配。 
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